資格取得制度

介護職員初任者研修

[ 無資格者 ]

介護職員初任者研修は、介護職員として働くために必要な基礎的な知識や技術を身につけるための研修です。この研修では、高齢者や障がい者の生活支援や介護の基本的な知識や技術、倫理観やコミュニケーションスキルなどを身につけます。具体的には、身体介護、食事介助、排泄介助、移動介助、口腔ケア、入浴介助などの技術的な面から、個人の尊厳や人権を尊重する考え方、コミュニケーションの大切さ、職場でのマナーやエチケットなど、社会人としての基本的なマナーについてを学びます。

介護福祉士実務者研修

[ 入社1年〜 ]

実務者研修では、介護に必要な技術や知識を学びます。具体的には、介護に必要な法律・制度の知識、生活援助、医療的ケア、認知症ケア、感染対策、食事・栄養管理、移乗・移乗介助、口腔ケア、排泄ケア、睡眠・休息等のケア技術を習得します。また、コミュニケーション技術や、チーム医療の考え方、倫理的な視点、利用者の権利といった内容も学びます。

介護福祉士

[ 入社3年〜 ]

介護福祉士は、高齢者や身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者などの方々が、自分らしい生活を送っていただくことができるよう、介護や支援を行う専門職です。主な業務には、身体介助や排せつケア、食事介助、レクリエーションの企画・実施、コミュニケーション支援、介護計画の作成や評価などがあります。また、介護現場で働くスタッフの指導や教育にも関わります。介護福祉士は、国家資格であり、社会保険制度の対象となります。介護現場で働く職員の中でも、最も専門的な知識や技術が要求される職種の1つであり、ますます需要が高まっています。

ケアマネージャー

[ 入社10年〜 ]

ケアマネージャーとは、介護保険制度において、ご利用者様のニーズを把握し、必要なサービスの計画・調整を行う専門職です。具体的には、ご利用者様やご家族との面談やアセスメントを通じて、日常生活上の困りごとや支援が必要な状況を把握し、その人に合った介護プランを策定します。また、必要なサービスの手配や提供状況の確認、予算管理なども行います。ケアマネージャーは、ご利用者様の自立支援やQOL(生活の質)向上のために、ご利用者様やご家族とのコミュニケーションを大切にし、地域の関係機関やケアスタッフとの連携も重視します。ケアマネージャーは、介護保険制度の中核的な存在であり、介護の現場で不可欠な役割を果たしています。

外部講師

リープスでは、湘南ケアカレッジ様と連携して資格取得に向けて研修を実施しています。

湘南ケアカレッジ
村山 敬之 様

世界観が変わる福祉教育を、ひとりでも多くの人々に届けたい。

私が介護職員初任者研修(当時のホームヘルパー2級講座)を受講したのは、今から10年以上前のこと。大学を卒業してから勤めた会社を1年で退職し、今で言うところのフリーター、そして苦しい引きこもり生活を2年ほど続けたのちに、友人の紹介もあって、(ありがたいことに)とある介護の学校で働かせてもらえることになりました。最初は介護ベッドを教室に搬入したりしていたのですが、せっかく仕事をするのなら、どんな授業をしているのか知っておこうと思い、自ら志願してホームヘルパー2級講座を受けさせてもらったのです。

渋谷にある教室に2ヶ月間ほど通いました。当時、全くと言ってよいほど介護や福祉の知識はなかった私でしたが、新しい世界に飛び込むつもりで、教室に足を踏み入れたことを覚えています。世代を超えた仲間たちと、久しぶりに学生のような生活を楽しみ、それまでの人生では教えてもらわなかったことを学びました。体験型の学習や、グループワークを通して多様な他者を理解しようと努めることで、少しずつ自分の周りの世界の見え方、大袈裟に言えば、私の世界観が変わっていったのです。

たとえば、食事の介助の授業にて、自分でお昼の弁当を持ってきて、クラスメイトに食べさせてもらう演習がありました。食べさせるだけではなく、介護を受ける側の立場に立ち、食べさせてもらうという演習でした。本当に小さかった頃を除き、他人に食べさせてもらうことから遠ざかっていた私にとって、その経験は衝撃的でした。私が味わったのは、どこにもぶつけようのない怒りでありストレスでした。自分が食べたい食べ物を次に選べない悔しさ、自分のペースや好みの量で食べられないもどかしさ。ほんの数分の体験でしたが、今でもあの時の感情は忘れられません。

今まで当たり前にできていると思っていたことが、当たり前にできなくなったとき、当たり前は当たり前ではなくなります。食べたいものを自分の手で食べられるということが、どれだけ大切なことか。健康で自立して生きられることが、どれだけ素晴らしいことか。介護される側の体験をすることで、その気持ちや感情を理解するきっかけを与えてもらったのです。世界観が変わることで、当時、人生に半ば絶望していた私自身が癒されていったのは、生きていることが素晴らしいと気づいたからなのだと今は分かります。

世界観が変わるような、最高の福祉教育を、ひとりでも多くの人々に届けたい。

それが私の福祉教育に賭ける想いであり、湘南ケアカレッジの原点でもあります。

ぜひ湘南ケアカレッジの介護職員初任者研修を受けに来てください。お待ちしております!